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0歳児でも保育園で預かって貰える?対象は?

こんにちは!にこまるです。
今回は、保育園は0歳児でも預かってもらえるのかというテーマでご紹介していきます。保育対象月齢や具体的な保育園生活のスケジュール、そもそも0歳児から保育園に預けることに対する意見や実際のメリット・デメリットなどをご紹介。
妊娠中・産休中・育休中・現在保育園に通わせて仕事をするママは、0歳児から保育園に預けることについて、参考にしてみてくださいね。

 

目次

0歳児でも保育園に入れられるのか?


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保育園入園のタイミングに関して、認可保育園でも認可外保育園であっても、受け入れられる月齢については、基本的に各保育園が決めています。そのため、受入れ対象の月齢・年齢はバラバラで、生後57日目以降、生後3ヶ月目以降、生後6ヶ月目以降、満1歳児からという園もあるのです。
ただし一般的に、生後57日目以降を受け入れ対象とする園が多いのは、労働基準法において、出産を終えた女性は、産後8週間(特例6週間)の産後休業を取得しなければならないと定められているためです。以下、労働基準法の該当部分の引用をご紹介します。

「使用者は産後8週間を経過しない女性を就業させることができない。ただし、産後6週間を経過した女性が請求した場合において、その者について医師が支障がないと認めた業務につかせることは、差し支えない」

引用文献:”労働基準法第65条2項” 電子政府の総合窓口

このように労働基準法の定めがあることから、生後8週間は子どもを保育園に預けることができないようになっています。出産で疲れた体を休めるためにも、この8週間という期間が、保育園のおける生後57日目以降という目安を作っているのですね。

0歳児を保育園に入れるのは賛成?反対?

0歳児を保育園に入れることに関しては様々な意見があるのも事実です。以下に、その両方の意見をご紹介します。

賛成意見

・0歳で保育園に入れなければ、それ以降に入れる保証もないから0歳児のうちに入れたほうがよい
・悪いことをしているわけでは全くないのだから気にする必要はない
・子どもを育てるのに大切なことは、時間の多さではなく、密度の濃さ
・ママとずっと一緒にいるだけの毎日よりも、たくさんのお友達と過ごしているほうが子どもも楽しそう
・たくさんのお友達と過ごすなかで、ルールや決まりなどの社会性を学んでいける
・仕事と育児のメリハリを付けることで、より一層子どもへの愛情が増した
・保育園に入園させていなかったら、育児ノイローゼになりかけていたと思う

反対意見

・0歳のうちに保育園に預けるなんて可哀相
・授乳(ミルク)期間中はママとは離れないほうがいい
・子どもは親が育てるもの
・保育園での送迎時の赤ちゃんの泣いている姿が可哀相
賛成意見としては、仕事に対しても育児に対してもポジティブになれる声ですよね。こういった声は、実際に働きながら子育てをしているママたちが経験してきた上での意見なので、説得力もあります。
一方で反対意見としては、ママなら一度は耳にしたことがあるであろう「可哀相」という意見を筆頭に、どちらかというと周囲の方(義父母や親戚、近所の方、友人など)が言っている意見という印象です。周囲の方も自分にとって、身近な赤ちゃんを可愛く想うが故の意見ではあるでしょう。
賛成意見も反対意見も、どれもその人なりの考えや価値観があっての意見ですが、パパやママがしっかり考えた上で出した答えであれば、0歳児で保育園に預けても預けなくても、どちらも全く問題はありません。
注意が必要なのは、意見を自分の中だけに留めずに他者に対して押し付けてしまうこと。育児や仕事を両立させて頑張るママも、育児を最優先としているママも、よく考えた上で決めていることなのです。

0歳児の保育園での過ごし方


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実際に0歳児を保育園に預けた場合、どのようなスケジュールで日々の保育園生活を過ごすのでしょうか。以下に、0歳児クラスに預けた場合のスケジュールを一例として、ご紹介します!
《~9:00》
早朝保育~登園
まず、登園から登園完了までの間は保育園の教室で自由に遊んで過ごします。おもちゃで遊ぶ子もいれば、絵本やお絵かきをして過ごす子も。朝早く登園している子は朝寝をする子もいます。
《9:00~10:00》  
登園完了  
↓  
お片付け  
↓  
オムツ換え  
↓  
朝の会など  
↓  
午前おやつ(牛乳やヨーグルト飲料などの飲み物、もしくは麦茶とせんべいなど)
登園完了時間が過ぎたら、オムツ換えを行い、朝の会やお名前呼びを行います。
その後、午前のおやつとして飲み物やちょっとしたおやつを食べます。園によって、飲み物だけの場合もあれば、飲み物+おやつという場合もあります。ただ昼食の食欲に影響が出ない範囲で食べるかたちになります。ここでも必要な場合は、午前睡として睡眠を取る子もいます。
《10:00~11:30》
主活動(お散歩や園庭などのお外遊び、室内遊びや制作物の作成など)
その後10時頃から、主活動を行います。天気が良い日はお散歩して公園で遊んだり、園庭があれば園庭で元気いっぱい遊んだりと体を動かします。天気の悪い日などは、教室で制作物を作ったり、音楽を楽しんだりします。
この主活動は、赤ちゃんにとって刺激的であり、自然やルールや具体物を使って遊びながら学べる機会でもあつので、とても大切な時間とされています。
《11:30》
昼食
しっかり遊んでお腹も空かせた11時以降に昼食として、みんなで給食(離乳食)を食べたり、ミルクを飲みます。0歳児クラスで食べることにも慣れていない場合も多いので、クラスを半分に分けて時間差で昼食を取る保育園もあるようです。また、月齢の低い子や3回食になっていない場合は時間を調整してくれるでしょう。
《12:30》
絵本読み聞かせ

午後睡(お昼寝)
お腹がいっぱいになったあとは、お昼寝をします。先生による絵本の読み聞かせをしてもらってから、入眠となります。0歳児の場合、なかなかうまく入眠できない場合もありますが、先生がそばでトントンとしてくれたり、その子に合わせた寝かしつけを試してくれることもあるでしょう。
《15:00》
起床

おやつ 
朝からの活動の疲れをお昼寝でしっかり取ったあとは、15時頃を目安におやつの時間となります。栄養士が在中している保育園のおやつは、基本的に栄養士さんが考えた栄養バランスの良いメニューになっているため、おやつに関しても、おにぎりやチャーハン、パンなどの補食的要素の詰まったものが出されることも多いです。市販のスナック菓子や甘いお菓子などは、頻度は少ないでしょう。
《16:00》
自由遊び

順次お迎え・降園
おやつの時間のあとは、自由遊びをしながらお迎えを待ちます。園庭のある保育園によっては、再度お外遊びができることもあります。そのままママやパパのお迎えにより、順次降園となります。
《18:00~》  
延長保育  

補食・夕食  

順次お迎え・降園
ママやパパのお迎え時間が遅くなる場合は、18時前後を目安として、再度補食・夕食を取り、その後も自由遊びとなり、順次降園。
以上が基本的な0歳児クラスの保育園での過ごし方となります。朝からしっかり遊んで、食べて、睡眠を取って、規則正しい生活を送ることになりますね!
※今回ご紹介した過ごし方は一例となります。

0歳児を保育園に預けた意見


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実際に0歳児を保育園に預けたことのある方の意見に注目してみましょう。
・0歳児の赤ちゃんでも、プロである保育士さんに預けることができるので安心
・規則正しい生活が送れるようになった
・栄養バランスの取れた食事がとれる
・お外遊びも充実した室内遊びも、ママ一人ではできなかったから有難い
・寂しいこともあるけれど、子どももたくさんのお友達と遊べてご機嫌そう
・保育園に行きだしてから夜泣きが減った
・病気を貰う頻度が増えた
・病気を繰り返し貰ってくるので仕事を休みがち
・仕事もあるので子どもの体調や機嫌で深刻な睡眠不足に陥るときは本当に辛い
こういった声からもわかるように、有資格者である保育士に預けることで、心配な食事や寝かしつけもしっかり行ってくれるので安心です。
また、規則正しい生活スケジュールを毎日続けることによって、赤ちゃんにとっても生活にメリハリがつきます。入眠や食事もスムーズに行いやすく、それが毎日の習慣として身についていくこともあるようです。
一方で、集団生活を送るなかで避けられないのが病気や感染症。季節ごとにその流行は異なりますが、風邪を始めとした夏の感染症、冬の胃腸炎やインフルエンザなど、病気を貰ってくるのは避けられないものです。「治ったと思ったら今度は違う感染症を貰ってきた」、「今月ほとんど出勤できなかった」なんてこともよくあることです。特に0歳.1歳児の間は免疫もできていないため、その頻度は高いでしょう。ただ、こうした繰り返しをしながら、少しずつ子どもの体も強くなっていくのです。

0歳児から保育園に預けるメリット

0歳児から保育園に預けるメリットに関して、具体的な声をご紹介します。
・人見知りが始まっていない状態で保育園に預けたので、スムーズに保育園生活を始められた
・一人で育児を抱え込まずにいられる
・子どもの成長を客観的に見て感じることができる
・外遊びや室内遊びなど、十分に遊ぶ時間を確保できる
・規則正しい生活が送れる
・子どもにとって栄養バランスの整った食事を提供してもらえる
・たくさんのお友達と毎日すごし、遊ぶことができる
・集団生活のなかで多くのことを学べる
・忙しいけれど、ある意味でママの心に余裕ができる
このように、0歳児から保育園に預けることにはメリットがたくさんあります。保育園に通わせることを選んでいるママや、これからどうするか悩んでいるママにも、是非参考にしていただきたいものばかりです。
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0歳児から保育園に預けるデメリット

次は0歳児で保育園に預けるデメリットに関して、具体的な声をご紹介します。
・育児にかけられる時間が大幅に減る
・完母育児が難しくなる
・病気や感染症を頻繁に貰ってくる
・夜中の睡眠が浅い子や、夜泣きが頻繁な場合、仕事をするママへの負担も大きい
・成長の瞬間を目にすることができない場合もある(歩き始めた瞬間、初めて言葉を発した瞬間など)
0歳で預けることにメリットがたくさんある反面、デメリットが複数あるのも事実です。
特に育児をしていくなかで、その子の成長を一番最初に感じたいのはママですが、どうしてもそのタイミングによっては難しいこともあるでしょう。また、ママへの心身ともに負担がかかるという点も理解しておかなくてはなりません。 0歳児の子どもを預けて働くということは、簡単なようで実は非常に大変な毎日となるのです。

愛情を注ぎ帰宅後の時間を大切に


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今回ご紹介したように、0歳児から保育園に預けることに対する意見は様々あり、そのメリット・デメリットもあります。ですが、仕事のために0歳のうちから保育園に預けるということは決して悪いことではありません。
大切なのは、どれだけ子どもに対して愛情を注いでいるかということなのです。
保育園で待つお子様を笑顔でお迎えに行き、帰宅後は子どもの食事や入浴、寝る前や寝かしつけの時間を最大限大切にできたら、お子様もきっとママの愛情を感じて安心できます。
限られた時間のなかで、最愛のおら子様と、いかに楽しく笑って過ごすかということに注力していけば良いのではないでしょうか。

まとめ

今回は、0歳児で保育園に預けることについて、様々な意見も含めてご紹介してきました。
様々な意見があるなかで、働くということを選んでいるママたち。その過程では様々悩み、決断していることでしょう。周囲のネガティブな意見だけに耳を立てて必要以上に不安になる必要はありません。
働きながら子育てを両立するということは想像以上に大変であり、苦労もたくさんありますよね。そんな頑張っているママたちが、大切なお子様と限られた時間を大切に過ごすきっかけになれたら幸いです。