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産後離婚で後悔しないために絶対に知っておくべき7つのこと

こんにちは!にこまるです。
出産後は子供との新しい生活が始まる一方で、生活のリズムが変化して夫婦関係が悪化することがあります。
場合によっては産後に離婚してしまうカップルもいて、最近では注目を浴びるようになりました。
産後離婚に踏み切って後悔することないよう、ご参考になれば幸いです。

目次

1、なぜ産後離婚するのか?その原因とは?

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出産により子供という新しい家族が増えることで、家族の絆は深まるのは良いことですが、必ずしもそうなるとは限りません。
カップルによっては離婚という重大な局面を迎えてしまうこともあります。
女性は妊娠中から産後にかけて、ホルモンバランスが変化し、精神状態が不安定になります。
感情コントロールができなくなり、気分が落ち込んで産後うつになることがあります。
これが産後離婚の危機に直面してしまう原因のひとつとされています。
また産後うつにならなくても、夫婦間の亀裂が大きくなり夫婦が危機的状況になることがあります。
これを「産後クライシス」と言い、克服できないと産後離婚するケースがあるのです。

2、産後うつって何?

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産後うつは、産後2~3週間してから症状が現れるうつ病の一種です。
妊娠中に落ち込みやすくなるマタニティーブルーは出産後に始まり、2~3週間すると自然に症状が消えていきます。
産後うつを放置しても自然に治るわけではなく、数ヶ月間症状が続くことがあるのが特徴です。
産後うつの症状としては、以下のようなものがあります。

自分自身の感情を喪失したように感じる

考えをまとめるのが難しくなる

ボーッとして集中できない

いつも倦怠感を感じる

些細なことで感情的になる

食欲がなくなり、胃腸の調子が悪い

睡眠障害

落ち込んで、意欲が低下する

ネガティブな感情になる

自信喪失

3、なぜ産後うつになるのか?その原因とは

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産後うつになる原因としては、以下のようなものがあります。

(1)出産後にホルモンバランスが崩れたこと

出産後にホルモンバランスが崩れることが産後うつの原因のひとつです。
女性は妊娠中にエストロゲンプロゲステロンという女性ホルモンが減少します。
一方でプロラクチンというホルモンが増加するため、ホルモンバランスが崩れるのです。
このホルモンバランスの崩れが、自律神経に影響を与え、産後うつが発症します。

(2)育児によるストレス

赤ちゃんが生まれるとママは1日中付きっきりで世話をします。
家事だけでなく自分の食事の時間も十分にとれないほど忙しくなるものです。
そのため精神的・肉体的な疲労はピークに達します。
育児をしっかりしようといろいろ試してみてもうまくいかず、自分のやり方に自信を失い、さらに不安を感じるようになるのです。

(3)人間関係が狭まくなった

出産後は生活環境が変化して、外出をあまりしなくなります。
赤ちゃんが小さい間は、以前は付き合いのあった人ともなかなか会うことができません。
一人でいる時間が長くなり、悩みや不安を話せる人もいないと孤独感を感じるようになります。
さらに視野も狭くなり、すべて自分一人で抱え込んでしまいがちになるのです。

4、産後うつにはどう対処すればいい?


産後うつは正しい対処をすれば少しずつでも改善されるので、以下のような対策をしてみましょう。

(1)完璧を求めない

産後うつになりやすい人は、頑張りやで真面目な性格で完璧を求めてしまうという特徴があります。
このタイプの人は育児が思い通りにいかないと、落ち込みやすいのです。
子供には成長のスピードはそれぞれ異なるので、育児を完璧にしようとしないようにしましょう。

(2)睡眠時間をしっかりとる

睡眠不足により精神状態が不安定になるため、睡眠時間をしっかりとることで産後うつを予防・改善できます。
育児に追われて、赤ちゃんが寝ている間に家事などをしようとすることがあるかと思いますが、これでは睡眠時間が確保できません。
赤ちゃんが寝ている時は、いっしょに寝るようにしましょう。
夜間は赤ちゃんの夜泣きや授乳で眠れないので、昼間に赤ちゃんといっしょに眠ることが大切です。

(3)育児本にこだわり過ぎない

初めて育児をするママには、育児本は頼りになる存在ですが、子供はそれぞれ個性があり成長のスピードも違います。
育児本と同じようにはいかないようなことはたくさんあるのです。
育児本はあくまでも一般的なことしか書かれていないので、不安になることがある場合は出産した病院へ相談するといいでしょう。
その子に合った適切なアドバイスをしてくれます。

(4)ホルモンバランスを調整する

ホルモンバランスの崩れが産後うつの原因のひとつなので、ホルモンバランスを調整することが大切です。
ゼラニウムなど女性ホルモンを調整する働きのある成分を含むアロマオイルを使うと、心と体の乱れを安定化させることができます。

(5)人と会話する

悩みや不安を一人で抱え込んでしまうことが産後うつの原因の一つなので、人と会話をするようにしましょう。
人と会話するだけで、精神的苦痛は緩和され、心が落ち着いてきます。
夫やママ友などと会話する時間を確保するようにしましょう。

(6)病院で受診する

産後うつは病気なので、自分の力だけでは治すことができない場合があります。
うつ状態が長期間続くようであれば、心療内科か精神科のある病院で診断を受けましょう。
心療内科か精神科にかかるのはちょっという人は、出産した病院に相談してみることをおすすめします。

5、産後クライシスって何?産後クライシスの特徴とは?


産後クライシスは出産後2年以内に起こる夫婦の危機のことで、出産前は仲むつまじい夫婦だったのに出産後に急に不仲になる現象です。
最悪な場合には、離婚してしまうこともあります。

(1)産後うつとはどう違うのか

産後うつは出産した母親がかかるうつ病の一種であり、産後クライシスは出産後に夫婦関係が危機的状況になる現象のことです。
産後クライシスはすぐに改善する場合もあれば、10年以上長期化する場合もあります。
長期化して熟年離婚の原因になることもるのです。

(2)具体的にはどういう状態なのか

産後クライシスは個人差がありますが、以前よりも感情の起伏が激しくなるというのが一般的特徴です。
また、夫に対する嫌悪感、無気力などの症状が出ることもあります。
以前は、夫婦仲が良かったのに産後に急激に不仲になり、夫に対して敵対心を持つのも特徴です。

6、なぜ産後クライシスになるのか?その原因とは


産後クライシスになる原因には、以下のようなものがあります。

(1)ホルモンバランスの大きな変化

出産後に、ホルモンバランスに大きな変化が起こり、情緒不安定になります。
そのため、女性は急に泣いたり、怒ったりして、精神状態が不安定になるのです。
また出産後にはホルモンの働きにより母性本能が強くなり、子供を守らなければという気持ちが強くなります。
その結果、夫に対して敵対心を持ったり、嫌悪したりすることがあるのです。

(2)子供中心のライフスタイルへの変化

出産後は子供中心のライフスタイルへ変化するので、今までのように自由なことができなくなります。
自由な時間が少なくなるので、ストレスから神経質になることがあります。
家事だけなく育児もしなければならないので、夫に助けてほしいと思うことも増えるはずです。
そんな時に夫がのんびりくつろいでいると、ついイライラしてしまいます。

(3)育児疲れ

育児は想像以上に大変です。
子供が小さければ、夜もゆっくりと睡眠をとることはできません。
睡眠不足になると精神的な落ち着きがなくなり、以前ならなんとも思わないことでも許せなくなることがあります。
育児疲れが原因となって、夫に対して不満を持つようになることがあるのです。

(4)夫婦生活が少なくなった

育児で忙しくなると、夫婦生活も少なくなっていくものです。
夫のホルモンバランスが崩れて性欲が減退するということは、まずありません。
妻は育児で疲れて「相手にする余裕がない」「そんな気分になれない」と言うことが多くなります。
夫婦の間のスキンシップが少なくなると、大きな溝ができてくるのです。

7、産後クライシスで離婚しないための対応方法


産後クライシスで離婚しないための対応方法を、女性と男性に分けてご紹介します。

(1)産後クライシスへの女性の対応方法

①ママ友と会話する

ママ友と会話することで、同じような不満や悩みを吐き出せて、すっきりとした気分になります。
共感できる会話をすることで、ストレスの発散させることが大切です。

②感情をコントロールする

夫に不満があっても感情的にならないようにコントロールしましょう。
ヒステリックに言われると、夫も気分が悪くなり感情的になることもあります。
冷静に話すように心がけましょう。

③家事・育児を一人でしない

一人で家事や育児をしないようにします。
夫といっしょにするのがベストですが、忙しいようでしたら実家や民間のサービスを利用するといいでしょう。
こうすることで、時間的な余裕が生まれます。

④夫をほめる

家事や育児を夫が手伝ってくれたら、必ず感謝の気持ちを伝えます。
うまくできなくても不満を言わずに、さりげなくアドバイスする程度にとどめておきましょう。

⑤夫とスキンシップをする

夫婦生活ができない場合、夫に理由を話して説明します。
その代わり、手をつないだり、マッサージをしたりしてスキンシップを欠かさないようにしましょう。

(2)産後クライシスへの男性の対応方法

①妻の一人の時間を確保する

短時間でもいいので夫が子供の面倒を見て、妻が一人でいられる時間を作ってあげましょう。
例えば、妻が一人でショッピングへ行く時間だけ、夫が子供の相手をしたりします。

②育児はいっしょにするものだと考え方を変える

育児は妻の仕事という考えから、夫婦がいっしょにするものという考え方に変えましょう。
夫は自分から進んで育児をすることが大切です。

③女性ホルモンの変化への理解を深める

妊娠してから産後にかけては、女性はホルモンバランスが崩れてしまうのです。
これを女性自身でコントロールするのは難しいということを理解しましょう。

④夫婦生活に対する理解

育児をしている女性は睡眠時間も少なく、疲れ切っています。
ホルモンバランスも崩れて、性欲もほとんどありません。
そのことを考慮して、夫婦生活の要求を控えるようにしましょう。

まとめ

産後離婚は、夫婦が理解し合うことで回避できるものです。
夫婦の関係が危機的状況になったとしても、ネガティブになったり、あきらめたりしないでください。
お互いを理解し、前向きに対処していくことが大切です。