世界一幸せなベビごはん

一歳の子供の食事と健康について、看護師、保健師の観点から情報提供していきます!幼児食インストラクター目指して勉強中!

出産祝いのマナーとは?

こんにちは!にこまるです。
友人や知人に赤ちゃんが生まれるのは、とても喜ばしいこと。また出産という大役を終えたお母さんも労ってお祝いをしたいですね。そこで贈りたいのが出産祝いです。とても大切なお祝いだけに、マナーはしっかりおさえておきたいところ。出産祝いを贈るときの基礎知識をチェックしておきましょう。

目次

出産に関わるお祝いの種類は?

f:id:akachantan:20200615194256j:plain


出産祝いといえば、子どもが生まれてから贈るものと思いがちですが、最近では「妊娠祝い」を贈ることも増えています。また出産祝いをいただいたら、「出産内祝い」をお返しします。それぞれ、いつ頃どんなタイミングで、何を贈ったらいいのか、マナーを理解して喜ばれるマタニティギフトを贈りたいですね。

妊娠祝い

f:id:akachantan:20200615194324j:plain


妊娠祝い、贈る?贈らない?
妊娠報告は一般的に安定期に入った5ヵ月頃がいいとされており、その頃に報告をする人が多いでしょう。とはいえ、つわりがひどかったり、体調が安定していない人もいるため、お祝いにも注意が必要です。最近ではアメリカ発祥の「ベビーシャワー」という赤ちゃんを授かったお祝いのパーティーが日本でも浸透してきています。一方で、万が一のことを考えて、妊娠祝いを贈らないというのもひとつの考え方。妊娠祝いを贈るか贈らないかは、相手との関係性によって判断するのがいいかもしれません。

妊娠祝いを贈る際に気をつけることは?

妊娠祝いを贈る際に気をつけたいのが、贈る時期です。万が一のことも考慮して、必ず妊娠安定期に入ってから贈るようにしましょう。一般的に妊娠安定期は、妊娠5~7ヵ月頃(妊娠16週0日~27週6日)といわれています。また、妊娠祝いにベビーグッズはNG。ベビーグッズは出産前のプレッシャーになってしまうことがあるので、あくまでも妊婦が使えるものを贈ることがマナーです。

妊婦さんが嬉しいプレゼントと相場は?

妊娠祝いは、妊婦生活を応援するアイテムが喜ばれます。例えば、オーガニックのスキンケアアイテムや妊婦でも安心して飲むことができるノンカフェインのコーヒーやハーブティーなど、いい香りでリラックスできるものがいいかもしれません。妊娠祝いの相場は平均3,000〜5,000円程度。高価すぎてもお返しに困ってしまうので、注意が必要です。

妊娠祝いにふさわしいメッセージの内容とは?

妊娠中は体調が安定しないデリケートな時期なので、体を労わる言葉をかけてあげることが大切です。また、「楽しみ」「嬉しい」などシンプルに喜びを伝えます。「流」「落」などを含む忌み言葉は不安をあおってしまうこともあるので、使わないように気をつけましょう。

出産祝い

出産祝いを贈る時期は?

出産のお知らせを聞いたら、早速用意したいのが出産祝いです。出産祝いを贈るタイミングは一般的に、命名書を飾ってお祝いする「お七夜」の生後7日からお宮参りをする1ヵ月までとされています。最近では出産後1週間程度入院しているケースも多いため、生後7日後では早すぎる場合もあります。先方はお宮参りの頃に出産内祝いを準備するので、出産から2〜3週間後にお祝いを贈るのがベストタイミングといえるでしょう。お祝いの時期を逃してしまった場合は、ひとことお詫びの言葉を添えて贈れば問題はありません。時間が経ち過ぎてしまった場合は、翌年にお誕生日祝いを贈りましょう。

出産祝いの贈り方と注意点とは?

一般的に贈り物は直接会って渡すのが正式とされていますが、出産祝いは赤ちゃんとお母さんの体調面を考慮して、郵送することをおすすめします。どんなに親しい間柄であっても、基本的には病院まで会いに行くのはNG。直接お祝いをしたい場合は、退院後に相手の都合を確認してから先方に伺うのがマナーです。

出産祝いのタブーとは?

出産祝いで絶対にしてはいけないのが、出産前に出産祝いを贈ること。必ず出産後に母子の健康を確認してから贈るようにしましょう。また、お祝いのメッセージも「切」「死」「病」などを含む不吉とされる言葉は使わないように注意が必要です。

出産祝いの一般的なプレゼントの相場は?

出産祝いは、ベビー服など赤ちゃんが使うものを贈るのが一般的ですが、両親の好みもあるので、いくつあっても嬉しいスタイ、タオル、おもちゃなどを贈ると喜びばれます。ベビー服などサイズがあるものは、少し大きめのものを選ぶといいでしょう。また、出産を頑張ったお母さんへのプレゼントでもいいかもしれません。
出産祝いの相場は、関係性によって相場が異なります。
親族10,000~30,000円
友人・知人5000~10,000円
会社関係5000~10,000円
とはいえ、あくまでも金額ではなく、気持ちが大切です。あまりに高額すぎるものもお返しの際に困るので、注意しましょう。

出産祝いに使う「のし」は?

出産祝いは何度あっても嬉しいことなので、のし紙には、一般的に何度も結び直せる「紅白の蝶結び(花結び)」を使います。のしの水引の結び目の上に「御出産祝」「祝御安産」などの表書きを入れ、水引の下には表書きよりもやや小さな文字で名前を書きます。万年筆やボールペンは失礼にあたるため、筆または筆ペン、サインペンを使います。

出産祝いにふさわしいメッセージ内容とは?

出産祝いのメッセージで大切なのはしっかりとお祝いの気持ちを伝えることです。また、相手の体調を気遣う言葉も忘れずに。産後は出産後の体調不良や子育てのストレスでナイーブになっていることもあります。相手の負担を考えて、あまり長文になり過ぎない、シンプルで思いやりを感じられる文面が喜びばれます。

出産内祝い

f:id:akachantan:20200615194445j:plain


出産内祝いを贈る時期は?
出産内祝いは、出産祝いをいただいた方へのお返しです。もともとは内々のお祝いという意味があり、親しい人と喜びを分かち合うための贈り物でした。出産内祝いは、生後1ヵ月頃に贈るのが一般的とされています。とはいえ、バタバタしている時期なので、遅くとも生後2ヵ月頃までには贈るようにしましょう。慌ただしい産後よりは、ゆとりのある産前に贈り物選びをしておくと安心です。育児に手一杯になり贈るのが遅くなってしまった場合は、お詫びの言葉を添えたお礼状を一緒に送れば問題ありません。

出産内祝いの贈り方と注意点とは?

出産内祝いは、「お七夜」「お宮参り」「お食い初め」などのイベントのことも考えて、直接手渡しするのではなく、郵送することをおすすめします。どうしても直接渡したい方がいる場合は、先方と訪問時間を相談し、約束の時間より早く訪問することは避けましょう。またその際、贈り物は紙袋か風呂敷に包んで持参するのがマナーです。

出産内祝いのタブーとは?

出産内祝いの贈る先に気をつけたいのは、縁起の悪い贈り物です。縁を切ることを連想させる「刃物」、苦や死をイメージさせる「櫛」、お清めを連想させる「塩」などお祝いの品として不適切なものは避けるようにしましょう。また、品物を贈る際は「お返し」という言葉は使ってはいけません。それ以外にも「切」「断」「病」「落」などを含む忌み言葉を使わないのもマナーです。

出産内祝い一般的なプレゼントの相場は?

出産内祝いはお礼と新しい家族を紹介するご挨拶の機会でもあります。プレゼントは子どもの名前を入れたスイーツやお米などが人気です。品物の相場は、お祝いにいただいた額の半分程度を目安にお返しします。お祝いの金額に関係なく、一律で品物を決めても構いませんが、あまりにも高価なものは相手に気を遣わせてしまう場合や、かえって失礼になる場合もあります。また、高額のお祝いをいただいた場合は、3分の1程度を目安にするといいでしょう。

出産内祝いに使う「のし」は?


出産は何度繰り返しても嬉しいことなので、のしは「紅白の蝶結び(花結び)」を使います。のしの表書きは、水引の結び目の上に「内祝い」「出産内祝い」と書きます。そして水引の下には、表書きより少し小さめの文字で、生まれた赤ちゃんの名前を書きます。読み方が難しい名前の場合は、お披露目の機会でもあるのでふりがなを振っておくといいでしょう。

出産内祝いにふさわしいメッセージ内容とは?

出産内祝いのメッセージは、出産祝いをいただいたことへのお礼と出産報告、子どもの名前、性別などを紹介することが大切です。また、義理で返しているという印象を与えかねない「お返し」という言葉は避け、「お礼の品」など言い換えます。出産祝いをくれた方のなかには、不妊治療を続けている方などさまざまな方がいるかもしれないので、赤ちゃんが生まれた喜びを長々と書かず、シンプルな文面を心がけましょう。

まとめ

妊娠祝い、出産祝い、出産内祝いは、赤ちゃんを産んだお母さんにとって、体調面精神面ともに、デリケートな時期。喜ばしいことなので、盛大にお祝いしたい気持ちはわかりますが、相手を思いやる気持ちも大切です。
妊娠祝い、出産祝いの頃はちょうど物入りの時期でもあります。せっかくのプレゼントなら、赤ちゃんのお母さん、お父さんの好きなベビー用品を選んでもらいたいもの。そこでギフトカードを贈る人が増えています。また、子育てに慌ただしく、プレゼントを選ぶ時間がない出産内祝いの場合もギフトカードが最適です。出産祝いに、贈る人も贈られる人も嬉しいギフトカードを検討してみてはいかがでしょうか。