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離婚寸前から円満夫婦へ?「産後クライシスをチャンス」にする方法

こんにちは!にこまるです。
産後クライシスは今まで恋人気分の関係だった二人が、”子どもを育てるためのチーム”へ変わるための通過儀礼のようなものです。回避するより、うまく利用して下さい。



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妊娠から産後に、ママの気持ちが不安定であることは、あなたが家事も育児もすべて一人で抱え込んでつぶれてしまう前に、誰かにSOSを出させるための、人間の生物としてよくできた仕組みなのです。

この時期は、不満や怒りをぶちまけながら、赤ちゃんとパパとママ、みんなが幸せになれるバランスを家族で探していく時です。

例えば、

○不満:「昨日の夜、床掃除をしなかったでしょう。それで怒っているのよ。交代で床掃除する約束だったでしょう」

×非難:「あなたはどうしていつも忘れっぼいのよ。いつもいつも私が床掃除をして、あなたは無責任なのよ」

不満は、夫があなたの期待を裏切った行動に対するもので、非難は相手の人格を否定するものです。罪を憎んで人を憎まず。行動に怒りをぶつけても人格攻撃は控えましょう。

しかし、そこがこらえられないのが産後クライシス。どうしても夫の人格攻撃をやめられない時は、あなたがストレスを限界まで抱えているサインです。まずは自分にもっと優しくしてみてください。心身の疲労が軽減すれぱ、自然と気持ちもラクになります。

喧嘩のしかたより、“お祝い”が大事
実は、カリフォルニア大学心理学部教授のシェリー・ゲーブル博士の研究で、カップルの幸福度は、不満の表し方や、喧嘩の仕方といった、不満なことへの対応よりも、うれしいことへの対応が大事であることをしめしています。例えば、

「会社で昇進して、給料アップしたよ」


という夫の話に、どのように言葉をかえしますか?

ゲーブル博士は、会話を

積極的-受動的・建設的-破壊的

の軸で4つのカテゴリーに分けて考えます。

例えば、

○積極的 – 建設的:「わぁ、すごい!頑張ってたものね。この昇進はあなたにとって、大事なものだったものね。今日発表だったの?誰から、どんな風に知らせてもらったの?その時、みんなはなんて言ってたの?昇進はあなただけじゃない?お祝いしなくちゃね」

×受動的 – 建設的:「よかったね~」

×積極的 – 破壊的:「家に帰るのがもっと遅くなるの?ストレスばっかり増えるんじゃないの」

×受動的 – 破壊的:「私は、イヤなことがあったのよ」

すると、積極的 – 建設的な会話だけが相手との関係をよくしていることが分かったのです。うれしいことに対して、笑いあって、前向きに根ほり葉ほりと会話をすることが、夫婦関係をいい方向に築きます。

喧嘩ばかりの産後かもしれませんが、クライシスは一人で抱え込まずに、人に頼るきっかけになります。

イライラが解消されれば、クライシスを一緒に乗り切った夫との会話も良い方向にガラリと変わるでしょう。